住所:茨城県龍ヶ崎市若柴町837
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食べに行った日:2009/04/25
なんとも言えずなつかしの日本情緒溢れるたたずまい。
根っからの蕎麦好きが好みそうなポイントを外観からして既に
かもし出しているではないか。マイゴッド!!
近くに目印になるような店もないし、市街地とも微妙に離れているので、
初めて行く時は戸惑う&迷うかもしれないが根性で乗り切ってほしい。
店の中は外観以上に古風なたたずまい。
入ってすぐのところに囲炉裏が無造作に捨て置かれている。
(別に捨ててないと思うけど・・・なんつうか使われてない様子なので)
靴を脱いで座敷に上がって席に着くタイプ。
なんか不思議な感じの(ヨーロッパの田舎風味な)BGMが掛かっている。
メニューを見てるとどれも食欲そそられるラインナップ。
正統派の蕎麦(あたたかいの・冷たいの)は一通り(せいろ、ざる、かも南蛮、
にしん、とろろ、天ぷら等)揃っているし、それ以外にも変りそばとして、我輩の
大好きな茶蕎麦の名前もあがっているのだ。素晴らしい!
ちなみに変りそばには他に、ゴマ・けし・卵・ゆずなどがあった。
なんというバラエティーに富んだ布陣よ!
今回は初めてきたということで、いろんな風味を広く浅く味わいたい、
ということで三色蕎麦(1200円)を注文した。
せいろ、田舎、更級の三種類の蕎麦を一度に楽しめるというなんとも贅沢な
メニューなのだ。
まず、お通し(?)にお粥が出てきた。一口サイズで、上にクルミ味噌みたいな
ペーストが乗っていて美味しく食べられる。でもこれ、一見デザートのように
見えて(サイズからしても)、同行した友人はすっかりデザートと信じ込み、
食後まで取っておいたのであった。(わかってたならアドバイスしようぜ!)
こちらが三色そば。最初にお店の人が、どの蕎麦がどれなのかと説明してくれる。
だが我輩はハラペコだったんで3秒で忘れてがっついてしまった。ゴメン。
あんまりにも美味しかったんで、食うことに集中するあまり、どの蕎麦が
どんな味わいだったかを記憶にとどめることすら忘れてしまった。すまん。
おぼろげながら覚えているのは、真ん中の白い蕎麦は、今まで食べた
どんな蕎麦とも食感が異なっていて、とても面白い風味だったということ。
蕎麦というより、焼いてない状態のお餅みたいな味わい。でもお餅といっても、
雰囲気の話で、のどごしや舌触りは蕎麦のなめらかさ。
どの蕎麦も感心してしまうぐらいに極細で、見ているだけで芸術を感じてしまう
逸品だったんだけど、コシや弾力もちゃんとあって、とても美味しく平らげさせていただいた。
蕎麦の美味しさもさることながら、店のおばちゃんの心遣いとかがホントこまやかで・・・
こっちが恐縮するほどだった。
例えば、食べ終えた食器を片付ける時などに「あっ、食器は片付けますが、
ごゆっくりしていってくださいね」と一言そえてくれたり、
お茶やそばつゆを飲んでいない時には「嫌でなければどうぞ、身体によいから
飲んでくださいね」と微笑みかけてくれたりとか。んもー、じーんと来ちゃったぜ!
今度は茶蕎麦を食べに行きたい( ^ω^)♪
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