住所:茨城県土浦市大手町5-16
電話:029-826-5133
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食べに行った日:2013/04/25
近くの銀行に用があり、時間もあまったので、
以前から行ってみたいと思っていたよし富さんへGOした。
城下町の面影に、城下町情緒を補強した感じの狭い通りを進み、
店に至る。店の前には「えっ。こんな安いの!」と驚くような
メニュー看板。いずれのメニューも800円しない。
中に入ると、ランチタイムということもあり、
店内は9割方埋まっていた。幸い一人だったこともあり、
すぐにカウンター席に案内してもらえた。ヤッタ!
店の客は近所のおばちゃんグループや、
サラリーマン、肉体労働の若いあんちゃんや
その上司であろうおっさん、等など多種多様な
ジャンルの人々でにぎわっていた。
カウンターの向こう側にいる店主さんも、
気さくに常連さんと軽口のやりとりをしてて、
そんな様子をうかがってると、待ってる間も退屈しない。
にぎり寿司を食べたかったんだけど、表の看板に
書かれている「ねぎとろ丼」の文字に心はすっかり
奪われてしまった。しかもワンコインだよ…500円。安っ!!
こちらがねぎとろ丼(500円)
ご飯の量がしっかりとあって驚いた。
そしてペースト状態のうっすら伸ばし感の芸術テクニックに
感動を覚えた。トーストに塗られたジャムのごとしだ。
というわけでご飯とネギトロの比率は8:2ぐらいなんだけど、
そんなこと全然気にならないぐらいにご飯が美味しかった!!
酢のきき具合はそれほど強くないと思うんだけど、
醤油がいいのだろうか…もしかして梅でも入ってる!?
と思えるような旨味のある酸味が、小口切りしたネギや
シソ、粉末状の海苔とともに口の中に広がって、
食べるごとに食欲がかきたてられる。
ご飯の硬さもちょうどいい。
ネギトロはそれほど存在感ないんだけど、
ピンク色の綺麗さ、口に入れた時にパッと溶け広がる
存在のはかなさ、脂質の甘み…幸せ。
味噌汁はわかめとネギ、シンプルな構成&量。
でも味噌が強めに効いていて、熱々で、美味しい。
食後にデザートまでついていることに仰天。
なんというCPだ!!杏仁豆腐かな、と思って食べたら
ヨーグルト(しかも無加糖)だった。
上にかかっているキナコとよく混ぜて食べた。
体に良さげ。
しかもなんと、珈琲まで頂いた。
すごいなぁ… 何というボリューム。満足感。
もうけは出るのだろうか、
採算はとれるのだろうか、と不安になる。
日替わりのおすすめメニューもあるらしく、
この日はうどんとかきあげ丼のセットだった。
こちらも500円。
店はひっきりなしに客が循環していた。
私も食べ終えたら速攻店を出た。
食べ終わった後ぐずぐずダラダラしていたら
申し訳ない気持ちになる。
おそらく他の客もみんな同じ気持ちなのだろう。
客の回転率を上げることで、店に貢献しなくては、と。
そういうグルーヴを感じ、店及び客と一体感を得る、
という貴重な体験もできた。
他のメニューも是非食べてみたい。
店内に漂っていたうどんのつゆのかおりも、
実に香ばしく、美味しそうだった…
また、よし富に至る道中、いくつかのランチ営業店を見かけた。
土浦、何気に穴場だなぁ…
また来るのが楽しみ!
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